全国英語教育学会へ

今年は、埼玉県での学会でした。

 様々なトピックの研究発表を聞くことができた。今回の中心は、動機づけ。学部生の時からずっと研究してきたテーマであったが、その後語彙指導などに興味が移ったこともあり、しばらく離れていたが、ここにきて多くの研究テーマに動機づけがあることを実感した。

 自分が思うことは多々あったが、一番は、自分がこのままではいけないということ。発表を聞いているだけで、コメントを言っても、自分がやっていなければただのヤジのようになってしまうのではないかとも感じる(そんなことはないと思うが・・・)

 発表内容の良し悪しはあるだろうが、勇気をもって全国学会で発表した人たちはなんだかんだすごいと思った。これまでの私は仕事の忙しさや異動などがからむと発表を避けていたが、今後は毎年発表すると決め、それに向けてとにかく準備していくことにする。

 そして、自分が研究しているという立場で他の研究に対して的確で建設的なコメントをするよう心がけていきたい。

 とはいえ、私は研究者という前に実践家であり、教育者。目の前にいる生徒たちの英語力を高めるために励み、またそうやって励む中でこそできる実践研究を行いながら、生徒たちや自分自身に還元できるような研究を目指していきたい。

大学で働いてみたい衝動

 研究を続けていると,大学で働いてみたいという衝動に駆られる。友人が研究職に就き,研究職の大変さを語っているのを見ると,今の現場もあながち悪くないなと思うし,今やっていることはすごく楽しいし,やりがいも感じる。
 だが,一方で留学を2回経験し,大学院を2つ出ている経歴もあるので,研究をもっとしたいとも思う。だが,現実はなかなか忙しいという言い訳をしつつ,目の前の生徒たちにベストな授業をしていこうとすると,論文を読もうと思う前に,今のプリントをもっと改善しようとか,家庭学習をより効率的・効果的にしてもらうために自分が何ができるかを考えようと思う。そして,論文は後回しになる。
 年に1回,中部地区英語教育学会で研究発表しようという気持ちだけは忘れず,今年もなんとか発表することができ,全国英語教育学会にも発表はできなかったが,参加することはできた。これを続けていこうという意欲もあるが,いつか大学で働いてみたいと思う気持ちは日に日に増すばかりだ。
 といっても,何も変わらないので,来年も中学校で教員を細々と続けるだろう。もしくは,どこかの高校へ異動になって,高校の先生もやってみたい!あー,やりたいことが多すぎてつらい(泣)
 さぁ,今日は論文を読もう!今は,Motivationの本を買ったので,久しぶりにMotivationが湧いてきました(笑)頑張ります!

文化祭での英語での発表

今年の文化祭では、3年生の発表の1つに英語で国際交流の発表を行った。正確には、私が提案して去年まで行っていた日本語での発表を英語でしますと提案した。

多くの学校ではないと思うが、一部の学校での文化祭では、英語のスピーチなどがある。各学年でスピーチコンテストなどを実施し、その代表者が英語でレシテーション(暗唱)などを行うなど、学校での授業の成果を発揮できる場が存在している。私の勤務校ではそれがなかったため、またせっかく2年生時にアメリカに行く生徒が数名存在するため、このプレゼンテーションを行うことはスムーズに提案し、企画が通すことができた。

内容は、パワーポイントに写真を載せ、文章を見ずに英語で各テーマについて英語で説明を行うというレシテーションに近い内容である。違うのは、暗記というのではなく、写真を説明するのに、特に正確ではなくてもいいから、アドリブでも国際交流の内容を聴いている生徒や保護者にわかりやすく伝えるということである。

5名の生徒は、「なんで今年から英語?」「聞いてないよ」と文句をいいつつも、なんとか本番で上手に発表することができていた。何をするにも、1年目というのは教師にとっても、生徒にとっても大変なものだと思う。だが、今年の発表を聞いた国際交流に参加する2年生は、来年度の文化祭では今年のように発表するのが当たり前だと思ったり、来年このような先輩のように発表したいと思ってくれたりすると思う。また、1年生は、発表が英語でわからなくても、国際交流の内容が写真でなんとなく理解でき、自分も国際交流に参加したいと思ってくれたのではないかと思う。

自分にとっても、今年の文化祭は充実したものになったと感じている。発表してくれた5人のみんな、ありがとう! ぜひ今年始めての企画を成功させたことを自信に、英語やプレゼンテーションの経験を将来活かしてください!

これから先・・・

 はや2月・・・ 時が経つのは早いものですね。小学校や中学校で講師経験も含め8年が経とうとしている。今の学校では,これまで自分が経験したこと(勤務経験,留学経験)などはもちろん,研究してきた成果も十分に活かすことができているように思う。
 テスト1つ作るにしても,ただなんとなく過去の問題や入試問題を意識して作っていた時に比べると,今は,どうやったら英語力がつけられるか,どうやったら次のテストに活かせるような内省をさせられるテストが作れるかなど,様々なことを意識的/無意識的に作れるようになってきた。

 だが,やはりまだまだ自分は力不足だと感じることも多い。テストの平均点はどんどん高くなり,生徒の英語力が高まっていくのを見るのは,すごく嬉しい。それが,私の指導によるものなのかはわからないにしても,先生をしていて良かった,英語を教えることができて幸せだとも思う。そろそろ次のステップへと進む時が来たように思う。

 学校の先生は、ヒマだと思われることも多いらしいが、仕事的には終わりのない仕事である。テストで80点平均だったとしても,個人的には85点にできたと悔やむことは多いし、点数だけがすべてではなく、英語をもっともっと好きになってほしい、もっと英会話を楽しんでもらえる授業がしたいと、様々な矛盾を抱えながら授業をしている気持ちもある。ヒマな時などないのだ。
 他にも、部活動を始め、学年の学習を計画し、学校全体で学習面だけでなく生活面を含め、人を育てるという仕事にゴールはない。上へ上へと目指し、生徒が将来充実した、幸せな生活を送ってもらえるよう、私自身がもっと勉強し、成長していかなければなと思う。

 さて、次のステップへ。今から準備を始めていき、来年度(もちろん今からでも)少しでも自分が向上していけるよう努力していきたい。

もうすぐ夏休み

最近、このブログが一部ばれてしまったことがわかった。なので、下手なことは書けないな〜と改めて実感(元々変なことは書くつもりもないですが)w

さて、そろそろ夏休み。先生の夏休みは、ヒマだと世間では思われているようですね。まぁ、そういう人もいるのかもしれませんが、多くの先生方は夏休みも一生懸命働いていることを知って欲しい今日この頃。

研修。補充授業(3年生)。学習会。そして部活は、普段の時よりも長く、そして暑いのである意味夏休みの方が辛い?w 夕方からは、時間が増えるのは、夏休みの良さ(普通なら、ここから部活に授業準備)。なので、こういう時こそ、日頃やれていないことをする時間にできる。

私の場合は、本を読むことですかね。研究書や小説など、あらゆる本を読んで、また新たな知識を得ていきたいと思います。

また、部活もこの時期が新チームのスタートの時期でもあるから、大切な時期。1年後どんなチームになっているか。それは、ここから始まっている!特に夏のこの時期に、暑さに負けず、精神的に強くなれるチャンス。負けるな、みんな、そして自分! 夏を楽しいだけじゃなく、充実させていきましょう!

最近の語彙研究の悩み

最近5年近くは、語彙研究をしている気がする。そこでこれまでやってきた研究と今の悩みを書いておこうと思う。

もともとは、動機づけを研究していたが、動機づけを高めるのは成績だという結果が修士論文での結論だった。

では、成績を高めるために教師は何を教えるかを考え抜いた結果、語彙指導が欠かせないと実践を通して強く感じるようになった。

さらに、イギリスのNottingham大学院で研究していたとき、Norbert Schumittの授業を受けた。その授業の面白さも手伝ってか、私の2つ目の修士論文は、語彙テストに関するものになった。

日本に帰ってから、私の指導が行き詰まり、どうしたものかと悩んでいたが、結局は語彙指導がうまくいかないことが一つの要因だと思い、フラッシュカードの使用をやめ、単語リストでペア活動をする方法に切り替えた。これは、上手く機能し、比較研究をした結果でも、ペア活動の効果がある程度立証された。

次に、単語テストもリストでするのではなく、1文の中に新出語を埋め込んだ形式のテストが自分の中でヒットした。

では、研究として次に私は単語を教えながら、文法の定着を促進するような語彙指導ができないかと考えている。一時、Lexical Grammarがそれだ!と思っていたが、本を買って読んでみると、語彙のCore Meaningを教える指導に近いものだという印象を受け、イメージと違うと考えた。私がやりたいのは、Grammaticalized Lexis??なるものだと思う。

まずは、Lexical ApproachというLewis大先生の基本に立ち返って、研究をスタートさせようと計画中。先は長そうだが、この冬休みから少しずつ研究を進めていきたいと思う。がんばりま〜す(^^)

10月忙しい?

10月に入ってから、会議が度々あって、会議が7時〜10時と非常に長く続いている・・・ 終わって帰りたい気マンマンな自分ですが、そこからが自分の仕事。

先生というのはこんなにも大変な仕事なんだと改めて感じる今日この頃の自分です。2学期制なので、今は秋休み。また明後日からぼちぼち頑張れるように、体力を回復しつつ、授業の準備など頑張っていきます!