単語は1回でインパクトを残すか,繰り返して指導するか?

最近、よく考えるテーマである。

最近研修に行くと、フラッシュカードはいいですよ〜と言われる。確かに、フラッシュカードは、紙にいろんな情報が書き込めたり、生徒の視線を集めるには効果的であるように思う。カードを見せて、ぱっと言わせたりするのはリズムが出るし、そこで派生的にいろんな語を思い出させたり、その語について深く掘り下げて語ったりするのにはすごく良いように思う。

個人的には、フラッシュカードはあまり使わなくなってしまった。理由はいくつかある。

1.カードを持って行くのがめんどくさい。
2.カードが他の先生に使われていて、使えなくて焦る。
3.生徒が声を出さなくなってくる。
4.次の授業の時復習させにくい。

1は私個人の堕落。問題外として、2は学校の問題(作ってもいいが、これまた1と同じでめんどくさいし、紙代は個人持ち・・・泣)
問題は3と4である。
3は、経験ある人も多いのではないだろうか。「声が小さい」と何度怒ったことだろう。個人の生徒指導力に関わる問題なんだろうが、正直自分がなさけなくなるほど、声を出さなくてもいいや〜って雰囲気になると、このフラッシュカードは意味がないって感じになった経験がある。

4は、次の授業に復習させようとすると、前に習った単語のフラッシュカードと、今回習う単語のフラッシュカードの両方を持って行かなくてはならないことになる。多いときは20枚程度になり、持って行くのも管理するのも大変だと思うことがある。さらに、20枚ともなると3の問題とも重なり、生徒も飽きて声を出さなくなってくる。

それだけ経験的には問題のあるフラッシュカードだが、やはり有名な先生が研修で勧めているところを見ると、さすがだな〜と思う。

自分は、そこまでの力はないと思っているが、何度も復習させたいという思いと声を出さないならペア学習にしてしまえと思い、単語表を作った。
これは、田尻吾郎先生の実践を真似て行っている。これが、今の所うまく行っているだけに、研修で勧められたフラッシュカードを使うかどうかは迷うところが多い。

単語表には欠点がある。やはり表にして出した結果、1つ1つの単語にあてるインパクトのようなものがない。どの単語も同じような扱いになってしまう。

悩みはつきないが、今後これを研究テーマにしていこうとも思うし、そうならなくても実践的に解決していきたい問題である。

あなたはどっち派ですか?